ICP発光分光分析装置の運用開始

巨大分子解析研究センターはナノテクノロジープラットフォーム事業に参画し、ICP発光分光分析装置の共同利用を開始しました。
高温のアルゴンプラズマ中に試料溶液を噴霧し、生成する励起原子や励起イオンが発する光の波長と強度から、 試料中の微量の金属元素および一部の非金属元素の定性分析及び定量分析が行えます。生体物質、機能性物質、環境試料などの微量成分分析に利用されています。


■利用申し込み

東北大学ナノテク融合技術支援センターにて利用者登録と課題申請をしてください。
※当設備は原則として装置担当者が測定を行います。自ら機器操作が可能な場合でも、利用形態の項目は「技術代行」として登録をお願いします。
利用料は東北大学ナノテク融合技術支援センターの料金表をご覧ください。


■測定依頼時の注意事項

  1. 測定申込書に記入の上、事前に担当者(中野:Tel; 022-795-3654, e-mail; ynakano{at}m.tohoku.ac.jp)に利用相談をしてください。
  2. ※メール送信時は{at}を@に置き換えてください。
  3. 測定にはアルゴンガスを多量に使用しますので、同一マトリックスであれば、同一元素をまとめて測定した方が経済的です。
  4. 定量分析には、標準試料(0ppm以外に3種類の濃度のもの)が必要です。各自、責任を持って、ご用意下さい。
  5. 標準試料はメスフラスコに50ml~程度ずつ用意して下さい。サンプルは20ml~程度お願いします。(特殊な場合、初回を除く)
  6. 測定試料の濃度は測定する元素や共存する元素にもより異なりますので、事前にお問い合わせください。
  7. 濃度が特に薄い場合、濃い場合など、再調製をお願いする場合があります。
  8. 粘度の高いもの、他の成分を多量に含むものなど、測定機械を汚染する可能性のあるサンプルの場合、測定をお断りする場合があります。
  9. 測定時に生じた廃液は、申込者の責任において処理していただきますので、廃液用の容器をご用意下さい。
  10. 分析の性格上、事前に担当者にご相談いただきますよう、お願いいたします。

■ダウンロード

  1. 測定申込書

2014日4月1日 測定申込書の様式変更に伴い、測定完了報告書の提出が不要になりました。