800MHz NMRスペクトロメータ

巨大分子解析研究センターは株式会社JEOL RESONANCEと連携し、ナノテクノロジープラットフォーム事業に参画し、800 MHz NMRの共同利用を開始しました。
本設備は東北地区最大で唯一の大型NMR装置であり、同ブロックに開放し、共同利用設備として活用されます。 そのため、同地域の化学・材料科学・生物科学研究における中核的な拠点として、本装置が果たす役割は大きいと期待されます。 特に本装置には世界に先駆けて世界最高速クラスの80 kHzでmagic angle spinningを実現する外径1 mm試料管の固体NMRシステムを導入しており、 超高感度で極微量サンプル(試料の有効体積:0.8 μL)の測定が可能です。
2012年7月2日より依頼測定を受け付けております。


■装置の性能

保有プローブ

 ●TH5FGプローブ(温度可変不調)
 〇H5CNFGプローブ
 〇TH3FGプローブ
 〇H3CNFGプローブ
 〇3.2mmCPMASプローブ
 〇2.5mmCPMASプローブ
 〇3.2mmMQMASプローブ
 〇1mmCPMASプローブ

現在セットしているプローブに●を表示しています。
測定にプローブ交換を伴う場合、セットアップの時間がかかる場合があります。

測定核種情報 (PDF)
測定例


■利用申し込み

東北大学ナノテク融合技術支援センターにて利用者登録と課題申請をしてください。
※当設備は原則として装置担当者が測定を行います。自ら機器操作が可能な場合でも、利用形態の項目は「技術代行」として登録をお願いします。
技術支援料については、東北大学ナノテク融合技術支援センターの料金表をご覧ください。


■測定依頼時の注意事項

  1. 測定申込書に記入の上、できる限り低磁場NMRスペクトルを添えて、事前に装置担当者(吉田・佐藤)に利用相談をしてください。
  2. 測定内容や依頼の混雑状況により、800 MHz NMR での測定をお断りする場合があります。
  3. 申込書の記入不備、試料の精製不充分、試料不足、分析者に危害を及ぼす恐れのあるものは分析に応じかねる場合もあります。
  4. 試料が特に少量の場合は、溶媒及び不純物に由来するシグナルが大きく出ることもありますので、十分注意して下さい。
  5. 測定終了後、担当者から依頼者か研究室に連絡します。
  6. 測定の種類などにより、申込順に測定できない場合があります。
  7. 最大測定期間は申し込み1件につき1週間です。
  8. 装置の利用、免責、秘密保持等については、東北大学理学研究科巨大分子解析研究センターの利用細則に準じます。
  9. その他、不明な点は担当者にお問い合わせ下さい。

■ダウンロード

  1. 測定申込書

2014日4月1日 測定申込書の様式変更に伴い、測定完了報告書の提出が不要になりました。